7月度座談会御書

7月度座談会御書 生死一大事血脈抄(平成24年)総じて日蓮が弟子檀那等

異体同心の団結と前進こそ、広宣流布の要諦です。今回、平成24年7月度座談会での拝読範囲の御書、生死一大事血脈抄のテーマは「異体同心(いたいどうしん)」以外のなにものでもありません。自身の座談会での講義原稿として、以下に、まとめましたのでご紹介いたします。

生死一大事血脈とは

生死一大事とは、生死を流転する生命本来の苦悩から脱する、これ以外には無い根本の法のことで、「妙法」のことです。血脈とは、師から弟子へと、その法門が伝えられることです。すなわち、【妙法が師から弟子に伝わること】を、生死一大事血脈と言います。

異体同心の団結

『自他彼此の心なく水魚の思を成して』とは、対立や差別を生む自己中心の心との戦いを通して、実に親密な思いに至り、ということです。そして、『異体同心にして』とは、各人がそれぞれの個性・特徴を尊重しながらも妙法流布に心を一つにしていくことで、それを、生死一大事の血脈であると仰せです。

さらに、『今日蓮が弘通する処の所詮是なり』と仰せです。広宣流布と言い、妙法流布と言っても、異体同心の団結を支え、強め、弘めていく、その実現に他ならないということです。

異体同心とは何か

御本仏日蓮大聖人が強調される異体同心について池田先生は『大聖人門下にとって最重要の御金言です』と講義されています。それだけに、異体同心とはなかなか実現し難いものです。創価学会が牧口初代会長の時代に、軍部の圧力に屈して壊滅的な状況になった時、異体同心を貫いたのは、二代会長の戸田城聖先生お一人でした。

この実現し難い異体同心を凡夫の私たちに実現できるのでしょうか。出来ます。

今、まさに厳然と存在する創価学会は、見返りを求めることもなく、ひたすらに一人の幸福を祈り行動する団体です。日興上人は、随力弘通、すなわち、それぞれの力に随ってと仰せです。それぞれの立場で、師弟不二の信心に立ち、同志を敬う心の下、創価学会を支え、強め、弘めていく。そこに異体同心の団結の実現と「本当の信仰の実践」があります。

戸田先生は異体同心について、わかりやすく、このように言われています。

『君も苦労しているか、君も苦しいか~それでは、お互いに御本尊を拝もうではないか。これを異体同心というのです』と。

四者唱題会について

只今、組織の打ち出しでは、四者が共に唱題をして心を一つにする「四者唱題会」を推進しています。このような一見地味な唱題会等にしても、その心は、まさに、日蓮大聖人が弘通する肝要であり、広布大願の実践であることを銘記(めいき:師の言葉を心に刻むこと)したいと思います。

以上。

拝読範囲本文:『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か(御書全集1337ページ12行目~14行目より引用)』