10月度座談会御書

10月度座談会御書 寂日房御書(平成25年)かかる者の弟子檀那とならん人人は

平成25年10月度の座談会御書は寂日房御書(じゃくにちぼうごしょ)です。以下に、座談会における御書講義のまとめを記します。

本抄は、弘安2年(1279年)9月16日、日蓮大聖人の門下で親類筋の人宛に、寂日房へ伝達を託された、という御書です。師弟不二の実践を教えられています。

寂日房御書の本文・参加者全員で音読

かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり、法華経の行者といはれぬる事はや不祥なりまぬかれがたき身なり(御書全集903頁7行目~9行目より引用)

『法華経の行者といはれぬる事はや不祥なりまぬかれがたき身なり』と、もう逃げられない、聞く人にとっては「脅し」のように聞こえるかもしれませんが、けしてそうではありません。

本抄ではまず、
日蓮と同じく立ち上がれ!と
【師弟不二】の実践を教えられています。

また、それは
「宿縁ふかしと思うて」、師弟の宿縁はよくよく深いのであるから、その「宿縁を自覚して」地涌の使命を胸に立ち上がれ」と激励されています。

師弟不二の実践とは、日蓮大聖人と同じく妙法の弘通をしていきなさい。ということです。

何故に日蓮大聖人は妙法弘通の戦いを強調されるのでしょうか。

それは、妙法弘通の闘争の中にこそ、宿命転換がなされるからです。ここで池田先生のご指導を拝します。

【関連指導】
大百蓮華10月号38ページ

闘争の中に宿命転換

障魔との戦いである広宣流布の闘争は、各人の宿命転換を実現する力に漲っています。それが、一国の宿命転換、そして全人類の宿命転換へと広がっていきます。仏の大願に生き。自他の仏界の生命を湧現していく戦いであるからこそ、人類の境涯を高める大道になるのです。

要するに、
何ものにも屈せず、地涌の菩薩の使命を果たして行くという「使命深き身の上」となる以外に、宿命転換の人生・最高の人生はありえない。ということです。

故に日蓮大聖人は、弟子達に、真実の幸福を掴ませずにはおかない「まぬかれがたき身」になりなさいと慈悲のご指導をされています。

そしてまた、弘教の実践は苦難と苦労の連続故に「不詳」、世間の見方としては不運と言われています。

交通事故で車が大破し意識不明で病院に担ぎ込まれた地域の一婦人が、翌日無傷で退院。この喜びを98人の人に語った。というエピソードの紹介。

総本部完成へ早や、あと一月です。一人でも多くの人に仏の種を植える戦い、また、自身の様々な決着の戦い、全て、師弟不二の戦いの勝利をもって、総本部完成を荘厳して参りましょう。

<その他参考>

仏種を開発する善縁こそ師弟の縁

人はどういうものと縁を結ぶかによって人生を大きく左右されます。最高の人生を進んでいける「縁」。それが広宣流布の師匠との縁です。故に、師弟不二で行きなさいと言われるし、法華経では、師弟を最重要視しています。池田先生は「仏の種を開発しゆく最高の善縁こそ、師弟の縁に他ならない」と教えられています。